<ラジオの歴史>

無線での音声放送(ラジオ)を世界で初めて実現したのは元エジソンの会社の技師だったカナダ生まれの電気技術者レジナルド・フェッセンデンで、1900年に歪みはひどいものの最初の通信テストに成功した。
彼は引き続き、ヘテロダイン検波方式や、電動式の高周波発振器を開発してラジオの改良に取り組んだ。1906年12月24日には、アメリカ・マサチューセッツ州の自己の無線局から、自らのクリスマスの挨拶をラジオ放送した。フェッセンデンはこの日、レコードでヘンデル作曲の「クセルクセスのラルゴ」を、そして自身のバイオリンと歌で“O Holy Night”をそれぞれ流し、聖書を朗読した。この放送はあらかじめ無線電信によって予告されたもので「世界初のラジオ放送」だっただけでなく「最初のクリスマス特別番組」でもある。
フェッセンデンは「史上初のラジオアナウンサー&プロデューサー」と言えるだろう。フェッセンデン以後、実験・試験的なラジオ放送が世界各地で行われるようになるが、正式な公共放送(かつ商業放送)の最初ははるかに下って、1920年11月2日にアメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグで放送開始されたKDKA局と言われる。これはAM方式によるものだった。最初のニュースは大統領選挙の情報で、ハーディングの当選を伝えた。極長距離を伝送できる短波ラジオ放送を最初に行ったのはオランダの国営放送で、1927年11月から海外植民地向けに試験放送を開始、翌1928年には当時オランダ領だったインドネシア・ジャワ島での受信に成功する。
この実績に追随してドイツ、ソ連、フランス、イタリア、イギリス等が1929年–1932年にかけて植民地向け放送や海外宣伝放送を短波で開始している。周波数変調方式(FM方式)は、フェッセンデンによって1902年に考案されているが、実用化されたのは1933年になってからで、アメリカのエドウィン・H・アームストロングの手による。アームストロングは1920年にスーパーヘテロダイン検波方式も実用化している。FM方式による公共放送はアメリカで1938年から試験的に開始された。2000年代に入って、先進国で地上デジタルラジオ放送が開始され、またアメリカのシリウスXMラジオのような衛星デジタルラジオサービスも開始されている。
アメリカでのラジオ放送開始は、即座に日本にも伝わった。ラジオ受信機の製作に関する雑誌(現在はオーディオ雑誌に変わっているが誠文堂新光社刊の「無線と実験」など)が数多く発売され、また新聞社による独自のラジオ中継が行われたりした(1924年には、大阪朝日新聞による皇太子(昭和天皇)御成婚奉祝式典や大阪毎日新聞による第15回衆議院選挙開票の中継をはじめ、数多くの実験的要素の強い中継が行われている)。1923年12月、逓信省は放送用私設無線電話規則を制定。翌年、当面東京、名古屋、大阪の3地域で、公益法人として各1事業者ずつ、ラジオ放送事業を許可する方針を打ち出した。

ラジオの歴史

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発明した人物

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レジナルド・オーブリー・フェッセンデンはカナダの発明家で世界初の無線による音声および音楽の送信など、ラジオに関する先駆的実験を…

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